史上最強バルセロナ 世界最高の育成メソッド／ジョアン・サルバンス

史上最強バルセロナ 世界最高の育成メソッド (小学館101新書 56)

評価：★★★☆
バルセロナのカンテラの元監督である筆者のスペインにおける監督業、特にカタルーニャにおけるユース世代の育成方針についてまとめられた本。筆者は現在日本の中学と高校のコーチも勤めているようです。
先日読んだ「サッカー戦術クロニクルII」のバルセロナとスペインの戦術論にもありましたが、バルセロナのサッカーはクライフによって革命が起き、以降は監督、選手、クラブ、サポータがすべてポゼッション至上主義、フィールドを支配する美しいサッカーに魅せられてしまったようです。
そのバルセロナ主義に反する監督や選手は厳しく扱われたりしますが、生え抜きの選手たちの意思統一力は素晴らしいと思います。この本を読んで思ったことは二つ。
一つはコンサドーレ札幌の石崎監督もバルセロナのようなサッカーをしたいんだろうなということ。もう一つは、さっさと著者をユース監督またはトップのコーチに招聘してみて欲しいといったところでしょうか。
ちなみに、現況メンバをバルセロナのフォーメーションに当てはめてみましたｗ

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